中信多文化共生ネットワーク<CTN>
2008年度 第6回 学習会
「そもそも多文化共生とは何なのか?」
〜人権・在日コリアンの視点から〜
これまで中信多文化共生ネットワークでは外国人教育の実情、アメリカ
の実情(前回)を皆様とともに学んできました。ここでそもそも「多文化
共生とは何なのか?」基本から考えてみたいと思います。ひとくちに「多
文化共生」といいますが、あいまいで今一つ分かりません。自由(違い)
を尊重するという考えは憲法で人権として認められていますが、それと多
文化共生との関係はどうなっているのか?違いを尊重するということな
ら人権を尊重するじゃダメなのか?おそらく多文化共生という言葉が流
行るのはそれでは言い尽くせない人々の思いがあるからでしょう。
また多文化共生というとニューカマーのことばかりに目が向きますが、
在日コリアンのことも忘れることができません。在日コリアンはこれまで
日本社会で不公正な扱いを受けてきましたが、この問題をきちんと解決で
きなかったために今の外国人の問題があります。
そこでかつて人権活動家であり、現在は人権を研究している金泰明
さんをお招きして、多文化共生の基
本的な考え方を学んでみたいと思います。哲学というと難しいというイメージがありますが、金さんは哲
学のエッセンスを身近なところから分かりやすくお話していただける方ですし、よい哲学はものごとのもやもやをすっきりさせる効果があるものです。皆さまのご参加お待ちしております。
◇日時:2009年3月29日(日)午後3:00〜5:00頃
(予定では、講演90分・質疑応答60分。講演だけ聴講も可)*終了後、講師を交えて懇親会を予定
◇場所:松本市中央公民館(Mウィング)4−4会議室
◇話題提供者:
金 泰明 さん
<金泰明さん略歴>
1952年大阪生まれ。在日コリアン二世。1975
年から1995年まで二つの在日コリアンの人権
NGOの活動に参加。その後、明治学院大学大学院
国際学研究科で哲学を学び博士号(国際学博士)を取得。英国エセックス大学
大学院でM.A.を取得。現在、大阪経済法科大学ア
ジア太平洋研究センター教授。専攻は、人権学(マ
イノリティの権利論、共生社会論)。著書に『共生
社会のための二つの人権論』(2006年、トランス
ビュー)、『欲望としての他者救済』(2008年、
NHKブックス)など。
【問い合わせ】
中信多文化ネットワーク事務局:TEL:090-9240-1057
松本市中央公民館(廣田)TEL32-1132,FAX37-1153
【主催】 中信多文化共生ネットワーク<CTN> 共催 松本市中央公民館
【後援】 やんちゃ坊、信州渡来人倶楽部、松本市
■配布用案内チラシ(PDFファイル)
※閲覧にはアドビリーダーが必要です。無料でダウンロードできます。
■懇親会のお誘い
講師の方や参加者と交流を深めるため講演後、懇親会をおこないたいと思います。
◇日時:3月29日(日)PM7:00〜
◇場所:やんちゃ坊(信大裏、詳しくは以下のURLのやんちゃ坊ホームページをご覧ください)
http://yannchaa.com/
◇Mウイングからの交通:
アルピコバス(浅間線、信大横田循環線、鹿教湯温泉線)にて
バス停は、「八十二銀行前」⇒「追分」
やんちゃ坊
電話:0263-33-7737
希望する方は、3月27日(金)までに能勢まで出席の旨お伝えください。
TEL:090−9240−1057
E‐MAIL:mcluhan@po.cnet.ne.jp