2008 CTN講演会&交流会
「東海地方の多文化共生―子どもの教育支援を中心に」



 これまで中信多文化ネットワークでは、今年、3月発足以来、中信の外国由来の方の現状、子どもの教育に関する学習会を過去、4回にわたってしてまいりました。外国由来の方は労働環境が厳しく、言語・習慣に不慣れであり、また日本の教育システムが外国人のために作られていないことから外国由来の子どもが大変なハンディを負っていることがはっきりしたと思います。過去、中信の市民活動者や私たちCTNはこのことを何とかしたいと思ってきたのですが、なかなか思うように進みません。そこで、このことを打開するためにCTNは設立半年を記念して愛知から東海日本語ネットワークの松本一子先生をお招きし、東海地方――とくに豊田市の教育支援、行政との関わり等を話していただく予定です。東海地方といえば、愛知、静岡、岐阜などまさに外国人労働者が集住している地域であり、そこでの取り組みは大いに私たちの参考や励みになると思います。

 また、この講演はたんなる講演会ではなく、東海の市民である松本先生と私たち中信の市民がお互いに学びあい、交流する場として設けられます。両地域の違いを知りながら、中信の地域性を見つめなおしてみる機会にもなるかと思います。皆様、ふるってご参加くださいますようお願い申しあげます。

松本一子先生より自己紹介・一言
 愛知淑徳大学・愛知教育大学・愛知県立大学の非常勤講師をしながら、東海日本語ネットワーク協議委員、NPO法人保見ヶ丘国際交流センター理事、NPO法人子どもの国理事としてボランティア活動を続けています。東海日本語ネットワークが毎年開催するシンポジウムで子どもの教育に関するテーマを取り上げたり、豊田市保見団地の子どもたちのための教育支援ネットワーク作りを呼びかけたりしてきた今までの取り組みをお話したいと思います。

日 時(にちじ) :2008年9月28日(日) PM2:30〜5:00まで
  *総会(そうかい) は、PM1:30〜になります。
場 所(ばしょ) :あがたの 森文化会館(もりぶんかかいかん)
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/tiiki/sisetu/kyoiku/agatanomorikaikan/index.html

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中信多文化共生(ちゅうしんたぶんかきょうせい)ネットワーク事務局じむきょく能勢のせ):TEL:090-9240-1057
松本市中央公民館(まつもとしちゅうおうこうみんかん)廣田(ひろた)):TEL:0263-32-1132,FAX:0263-37-1153




◇資料(PDFファイル)
※閲覧にはアドビリーダーが必要です。無料でダウンロードできます。

レジュメ
資料1 豊田市内外国人数と国籍別人口の推移
資料2 国際化指標

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◇実施報告

(0)外国由来の方に関するデータ紹介(東海地区を中心に)
 90年の入管法改正後に日系、特にブラジルの方が急増。愛知は特に増えた。
(1)地域の背景
 集住都市が多い/日本語ができなくても不自由しない環境のため勉強しない/定住化が進んでいる
(2)子供達を取り巻く状況
 親に余裕がない/子供の母語によるコミュニケーション能力が育たない/授業の理解は困難/親子のコミュニケーションが困難/地域の様々な活動(NPO法人も増えた)
(3)豊田市での試み
 地域の支援団体、教育委員会、学校教員、大学教員、校長等とネットワークを組み、学校見学会や意見交換会を実施。
(4)今後の課題
(5)質疑応答
 多くの質問とやりとりがあった

☆松本先生が最後にお伝えしたかったこと
 子供たちと親との母語によるコミュニケーションは非常に大切。親子のやりとりの継続、子供の母語の保持につながるため。学校の先生は子供達に「日本語を教えればいい」と考えるだけでなく、母語の保持の重要性にも着目してほしい。親は自宅では子供と母語でのやりとりを継続し、外では日本語能力をあげる努力をしてほしい。